第一条　軌道係員規程(大正十二年十二月鉄道省令第六号)に基き、東京都交通局軌道係員を運輸係員、工務係員、電気係員及び車両係員に分け、以下職制を定める。

第二条　運輸係員は、次のとおりとする。

第三条　電車部長は、電車の運輸、運転並びにこれに付帯する一切の業務を掌理し、所属係員を指揮監督する。

第四条　営業所長は、電車部長の命を受け、所管系統の運輸、運転、運転手の勤務並びにこれに附帯する業務を処理し、所属係員を監督する。

第五条　管理担当は、営業所長の命を受け、これを補佐して、運転に係る実施計画その他所内他の担当に属しない業務を処理し、所属係員を指揮監督する。

第六条　運輸担当は、営業所長の命を受け、これを補佐して、運転事故及び運転阻害の防止及び処理に関する業務、操車業務、乗車券及び収入金の取扱いに関する業務その他の運転及び営業に係る業務を処理し、所属係員を指揮監督する。

第七条　管理担当及び運輸担当は、営業所長が不在のときは、営業所長があらかじめ定める順序でその職務を代行する。

第八条　運輸主任は、運輸担当の指揮を受け、これを補佐し、所属係員を指導する。

第九条　削除

第十条　営業係員は、管理担当及び運輸担当の指揮を受け、次の各号に定める業務に従事する。

第十一条から第十五条まで　削除

第十六条　運転技術指導員は、営業所長の命を受け、運転手及び乗客整理員の指導教育及び訓練に関する業務を担当し、運転の安全と事故防止を指導する。

第十七条　削除

第十八条　運転手は、運輸担当の指揮を受け、動力車の操縦、乗車券の発売収集、旅客運賃の収受、車内秩序の保持等を行い、旅客の輸送業務に従事する。

第十九条　乗客整理員は、運輸担当の指揮を受け、車内の秩序保持、乗車券の発売収集、旅客運賃の収受、旅客の誘導及び案内等を行い、旅客の輸送業務に従事する。

第二十条及び第二十一条　削除

第二十二条　この章に定める運転手を除く係員は、特に電車部長の命あるときは、乗客の輸送業務に従事する。

第二十三条　工務係員は、次のとおりとする。

第二十四条　建設工務部長は、線路、諸建造物、保安設備(車両電気部長所管のものを除く。以下同じ。)の建設、改良、保守並びにこれらに附帯する一切の業務を掌理し、所属係員を指揮監督する。

第二十五条　志村保線管理所長(以下「保線管理所長」という。)は、建設工務部長の命を受け、線路、諸建造物及び保安設備の建設、改良及び保守管理並びにこれらに附帯する業務を処理し、所属係員を監督する。

第二十六条　荒川保線担当は、保線管理所長の命を受け、所属係員を指揮監督して、保線管理所長が不在のときは、その関係職務を代行する。

第二十七条　保線助役は、荒川保線担当の指揮を受け、担当作業に従事し、荒川保線担当が不在のときは、その関係職務を代行する。

第二十八条及び第二十九条　削除

第三十条　削除

第三十一条　電気係員は、次のとおりとする。

第三十二条　車両電気部長は、電車の電路関係施設、信号関係施設、通信関係施設及び変電関係施設の改良、これらの施設の保守管理及び電力指令その他これに附帯する業務を掌理し、所属係員を指揮監督する。

第三十三条　三田線電気管理所長は、車両電気部長の命を受け、電車の電路関係施設、信号関係施設、通信関係施設及び変電関係施設の改良及び保守管理に関する業務を処理し、所属係員を指揮監督する。

第三十四条　電気区長は、三田線電気管理所長の命を受け、所属係員を指揮監督して、荒川電気区に関する業務を処理し、三田線電気管理所長が不在のときは、その関係職務を代行する。

第三十五条　電気助役は、電気区長の指揮を受け、これを補佐して所属係員を指導し、電気区長が不在のときは、その関係職務を代行する。

第三十五条の二　電気助役補は、電気区長の指揮を受け、電気区の指導に従事し、電気助役を補佐する。

第三十六条　電気区は、電気区長の指揮を受け、電路関係施設、信号関係施設、通信関係施設及び変電関係施設の保守に関する業務に従事する。

第三十七条から第四十二条まで　削除

第四十三条　電気総合管理所長は、車両電気部長の命を受け、電車の電力の供給に関する業務、電力指令に関する業務、電気施設の設計及び施行、技術管理に関する業務並びに改良工事の設計及び施工に関する業務を処理し、所属係員を指揮監督する。

第四十三条の二　設計調整総括担当は、電気総合管理所長の命を受け、所属係員を指揮監督して、設計調整総括に関する業務を処理し、電気総合管理所長が不在のときは、その関係職務を代行する。

第四十三条の三　設計調整総括は、設計調整総括担当の指揮を受け、電力関係施設及び信号通信関係施設の設計及び施行並びに技術管理に関する業務に従事し、設計調整総括担当が不在のときは、その職務を代行する。

第四十四条　電力指令区長は、電気総合管理所長の命を受け、所属職員を指揮監督して、電力指令区に関する業務を処理し、電気総合管理所長が不在のときは、その関係職務を代行する。

第四十五条　電力指令助役は、電力指令区長の指揮を受け、これを補佐して所属係員を指導し、電力指令区長が不在のときは、その関係職務を代行する。

第四十五条の二　電力指令助役補は、電力指令区長の指揮を受け、電力指令区の指導に従事し、電力指令助役を補佐する。

第四十五条の三　電力指令は、電力指令区長の指揮を受け、電力需給計画及び電力指令に関する業務に従事する。

第四十五条の四　電力工事区長は、電気総合管理所長の命を受け、所属係員を指揮監督して、電力工事区に関する業務を処理し、電気総合管理所長が不在のときは、その関係職務を代行する。

第四十五条の五　電力工事助役は、電力工事区長の指揮を受け、これを補佐して所属係員を指導し、電力工事区長が不在のときは、その職務を代行する。

第四十五条の六　電力工事助役補は、電力工事区長の指揮を受け、電力工事区の指導に従事し、電力工事助役を補佐する。

第四十五条の七　電力工事区は、電力工事区長の指揮を受け、電力関係施設及び信号通信関係施設の改良工事の設計及び施工に関する業務に従事する。

第四十五条の八　信号通信工事区長は、電気総合管理所長の命を受け、所属係員を指揮監督して、信号通信工事区に関する業務を処理し、電気総合管理所長が不在のときは、その関係職務を代行する。

第四十五条の九　信号通信工事助役は、信号通信工事区長の指揮を受け、これを補佐して所属係員を指導し、信号通信工事区長が不在のときは、その職務を代行する。

第四十五条の十　信号通信工事助役補は、信号通信工事区長の指揮を受け、信号通信工事区の指導に従事し、信号通信工事助役を補佐する。

第四十五条の十一　信号通信工事区は、信号通信工事区長の指揮を受け、電力関係施設及び信号通信関係施設の改良工事の設計及び施工に関する業務に従事する。

第四十六条　車両係員は、次のとおりとする。

第四十七条　車両電気部長は、車両及び附属諸機械の管理、改良、試験、検査、修繕及びこれに附帯する一切の業務を掌理し、所属係員を指揮監督する。

第四十七条の二　車両検修場長は、車両電気部長の命を受け、車両及び附属諸機械の管理、改良、試験、検査、修繕及びこれに附帯する業務を処理し、所属係員を監督する。

第四十八条　車両検修所長は、車両検修場長の命を受け、所属係員を指揮監督して、荒川車両検修所に関する業務を処理し、車両検修場長が不在のときは、その関係業務を代行する。

第四十九条　検修助役は、車両検修所長の指揮を受け、これを補佐して所属係員を指導し、車両検修所長が不在のときは、その関係職務を代行する。

第五十条　検修指導は、車両検修所長の指揮を受け、所属係員の指導に従事し、検修助役を補佐する。

第五十一条　検修助役補は、車両検修所長の指揮を受け、検修所の指導に従事し、検修指導を補佐する。

第五十二条　削除

第五十三条　検修所は、車両検修所長の指揮を受け、担当作業に従事する。

第五十四条　この章に定める係員は、特に所長の命あるときは動力車の操縦に従事する。

(施行期日)

第一条　この規程は、公布の日から施行する。